どうもこんにちは。お腹は空くけど、あまり量は食べられない。これって年のせいなのかな、と悩んでいるしがない会社員のランチョーと申します。

 このブログでは、多趣味な夫「ヨシオ」と物事を否定的にとらえる癖がある飽き性の妻「アキ子」の二人が会話形式で様々な話題について掘り下げたり、掘り下げなかったりしていきます。

 今回のテーマは小説「タルトタタンの夢」!!最近食欲がない方、小説を読みたいけれど、長くて難しいのはちょっと、という方、単純に面白い小説を探している方、皆さんにぴったりの本をご紹介しますよ!

人物紹介 

ヨシオ・・・多趣味な夫。アキ子の性格をかわいいと思っている。

アキ子・・・ヨシオの妻。まず批判から入る。ヨシオのことを「あなた」と呼ぶ。

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タルトタタンって何?

暇な時間に小説でも読んでみませんか?

ア「ねえ、あなた。最近移動時間とかに暇をしているんだけれど、何かいい暇つぶしない?」

ヨ「アキ子からそんな質問をしてくるなんて珍しいね。ちょっと張り切っちゃうなぁ。でも、前はよくSNSだったり、YOUTUBEをチェックしていたのにどうしたんだい?」

ア「なんか飽きたというか疲れたというか、興味がわかなくなってしまったのよね。それになんだか時間を浪費しているような気分になっちゃって」

ヨ「なるほどね。気持ちはわかるよ。まあ、僕はSNSやってないから、そもそも携帯を開くことが少ないんだけどね。でも、任せて!そんなアキ子にぴったりの暇つぶしを紹介するよ!ずばり、小説だね!」

ア「小説?あなたも知っていると思うけど、私はあまり本とか読まないのよ。難しい本とかめまいがしちゃうわ」

ヨ「そこらへんは織り込み済みだよ!大丈夫!今回紹介するのは1話が短くてとっても読みやすい話だから!それに、小説なら持ち運びも苦じゃないし、カバーをつければ人目を気にせずに読めちゃうから、アキ子がますます知的に見えること間違いなしだよ!」

ア「別に知的に見られたいとは思ってないけど、人目を気にしないっていうのはいいわね。スマホ見てると、周りから覗かれているような気がしてなんだか嫌なのよね」

ヨ「小説なら本の中身まで読み取られはしないし、どんなタイミングでも読めて、目を傷める心配もない!暇つぶしにぴったりだと思うよ」

「タルトタタンの夢」ってどんな話?

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題名だけだと想像つかないですよね

ア「わかったわ。あなたが私でも読める小説を紹介してくれるのよね。面白そうだったら読んでみてもいいかも」

ヨ「ありがとう、アキ子。僕がおススメしたいのは『タルトタタンの夢』っていう小説だよ!」

ア「タルトタタン?なにそれ?題名からついていけなさそうな気がするのだけれど」

ヨ「タルトタタンっていうのは平たく言うとフランスのアップルパイのことだよ。この小説は小さなフレンチレストランに悩みを持ったお客さんがやってくるところから始まるんだ。そして、そのお客さんの悩みをレストランのシェフが料理を出しながら解決する。ざっくりいうとこんな話さ」

ア「ふーん。レストランが舞台のミステリーってことなのかしら。私、あんまり難しいトリックとかはついていけないわよ」

ヨ「安心して。この本は日常系のミステリーだから、壮大な伏線が貼られたりしないし、容疑者がいっぱいいたりもしない。ライトなミステリーなんだ。だから、何も考えずにすいすい読めるよ」

お腹がすいちゃう?フレンチの魅力満載!

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読むだけでおいしそうってすごいですよね

ア「でも、人の悩みを解決するだけだとちょっと退屈しそうだわ」

ヨ「安心してください。焼いてますよ!」

ア「そんなとにかく明るい安村みたいに言われても意味が分からないわよ。何を焼いてるっていうの?」

ヨ「絶品のタルトタタンを始め、フレンチさ。この小説の主役はもちろんレストランのスタッフやお客さんたちだけれども、もう一人の主役といってもいいくらいに魅力的なフレンチたちが登場するんだ」

ア「そんなこと言われても、私フレンチなんてほとんど食べたことないわ」

ヨ「僕もさ。でも、フレンチの知識がなくてもおいしそう、食べてみたいって思わせてしまう描写がところどころに散りばめているのが、この小説の魅力だよ」

ア「あなたがちょっと前にフレンチを食べようって、言ってたのってこれの影響だったのね」

ヨ「ばれちゃったか。でも、小説家のすごいところが文字だけでそんな気持ちにさせてしまうところだよね」

なんだか心が温まる。だから読んでいていやな気持にならない。

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ほっと一息つきませんか?

ア「まあ、言いたいことは大体わかったわ。でも、私ハッピーエンドじゃないとだめよ。それに登場人物がいやな人でも無理。いやな気持になるもの」

ヨ「安心してください。あったまりますよ!」

ア「なに?今更はまってるの?意味が分からない」

ヨ「ごめんごめん。でも安心して。この小説にはいやな登場人物は出てこないし、優しい世界観だから話の最後には、ほっと心が温まるんだ。だから、きっとアキ子も好きになれると思う」

ア「本当?それなら確かにありかもね」

素敵な世界へ冒険に出よう!

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本の世界を想像するとなんだかワクワクしませんか?

~後日~

ア「あなた。今度の週末フレンチでも食べにいかない?」

ヨ「あ、もしかして。『タルトタタンの夢』を読んだのかい?」

ア「なによ。悪い?」

ヨ「いや、うれしいよ。僕もちょうど続編を読み終えたところでね。食べたいと思っていたんだ」

ア「続編があるの?」

ヨ「うん。『ヴァン・ショーをあなたに』や『マカロンはマカロン』などこの世界の物語はまだ続いているんだ。興味があるなら貸すよ!」

ア「ま、まあ気が向いたら読んでみようかしらね」

~終わり~

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