[ダン・ブラウン, 越前 敏弥]のロスト・シンボル(上中下合本版) (角川文庫)

どうもこんにちは。あなたの親愛なる隣人ランチョーです。

今回ご紹介するのはダンブラウン著の小説「ロストシンボル」です。

この著者の大ファンである私ですが、本作も本当にワクワクが止まらない物語になっていますので、普段小説を読まない方も面白さにはまること間違いなしですよ!

それでは早速行きましょう。

ロストシンボルってどんな作品?

ロストシンボル」は2010年に発表されたダンブラウン著の小説です。

文庫では上中下の3冊構成になっています。

物語の内容

今作の物語の中心は「フリーメイソン」です。

秘密結社としてその名を耳にしたことがある方も多いのではないでしょうか?

物語の主人公は「ダヴィンチコード」などでおなじみのロバート・ラングトン教授です。

ラングトンの友人であり、フリーメイソンの最高位階に位置する人物が人質に取られ、犯人からフリーメイソンの秘宝を探すように迫られるところから物語は始まります。

実在する絵画や版画、ピラミッドに隠された象徴や暗号を読み解いてどこかに眠ると言われているフリーメイソンの秘宝を探していくシーンは都市伝説が好きな人間にとってはたまらない興奮をもたらしてくれます

ただ謎を解くだけではなく、物語は多面的に展開していきます。誘拐犯だけではなく、CIAやほかのフリーメイソンたちがそれぞれの思惑で複雑に物語に絡み合っていくのです。

歴史や伝説にまつわるアドベンチャーであり、かつ極上のミステリーにも仕上がっているのが「ロストシンボル」なのです!

フリーメイソンって?

フリーメイソンという名前を聞いたことがある人は多いでしょう。それもそのはず。フリーメイソンは世界で最も有名といっていい秘密結社ですから。

秘密結社なのに有名というのもおかしな話ですが、フリーメイソンはアインシュタインやジョージワシントン、モーツアルトに至るまで非常に多くの歴史に名を残す人物が所属していたとされています。

アメリカの黎明期にも暗躍していたとされ、1ドル紙幣にフリーメイソンの象徴が描かれていたりすることも、フリーメイソンが裏で世界を操っているがごとき多くのまことしやかな噂の基になりました。

日本でもエヴァンゲリヲンなど多くの作品でフリーメイソンの象徴が用いられているなどしています。

そんなフリーメイソンの秘密に実在の資料を使い、創造力で真っ向から挑んだ作品こそ、「ロストシンボル」なのです!

読む順番は?

ダンブラウンのラングトン教授シリーズは「天使と悪魔」「ダヴィンチコード」「インフェルノ」などが刊行され、それぞれ映像化もされています。

これらのシリーズは順番に読む必要があるのでしょうか?

結論、順番はどうでもいいです。

なぜならそれぞれが独立した物語としてしっかり成り立っているからです。

物語のテーマも

  • 天使と悪魔…イルミナティ
  • ダヴィンチコード…聖杯
  • ロストシンボル…フリーメイソン

といった具合にそれぞれがそれぞれ伝説的な存在、結社をテーマにしているので、この作品のテーマを理解していないと次に進めないということはありません。

順番はいいけど、面白いから全部読むべき!

先ほど、シリーズを順番で読む必要はないと言いましたが、正直シリーズはどれも最高のエンタテインメント作品になっているので、全て読むことをおすすめします。

まあ、一作でも読み始めたらその面白さの虜になってしまうかもしれませんがね。

自分が気になるテーマの作品から読み始めるのがベストでしょう。

映画と小説なら小説!

映像化もされているラングトン教授シリーズですが、正直言って、小説が断然おすすめです。

なぜなら、映像化されるにあたって省かれてしまう説明や描写が多く出てしまうからです。

倫理的な規定や尺の関係でしょうがないのかもしれませんが、小説にしか存在しない重厚な世界観を味わうことをおすすめします。

しかし、実在する絵画や建造物が舞台ですので、そういったものの答え合わせのために映像を観るのはおすすめですよ!

最後に

いかがでしたでしょうか?

「ロストシンボル」に少しでも興味を持ってもらえましたか?

実在する組織が長く隠し続けてきた実在の秘宝、秘密を探すなんて最高にロマンがありますよね。

皆さんもちょっと空いた時間を使って、深遠な物語の世界に踏み込んでみてはいかがでしょうか。

それでは今日はこのへんで。

ほなさいなら~