どうもこんにちは。あなたの親愛なる隣人ランチョーです。

最近流行りのマンガには手を出すけど、世代じゃない昔のマンガって手が伸びにくいですよね。

今のマンガの方が技術や魅せ方も進んでいるから読みやすいし、昔は斬新な展開でも今ではありふれたものになっていたりするし。

でも、名作と呼ばれ語り継がれるマンガは今読んでも色あせることのない感動と興奮をくれます。それはその作品が根源的な面白さを体現しているからです。

今回紹介するマンガ「うしおととら」もそんな面白さが詰まった傑作です。

この記事はこんな方におすすめ!

  • 面白いマンガを探している方
  • 妖怪物が好きな方
  • 昔の作品を読んでみたい方
  • 伏線回収が好きな方

それでは早速行きましょう

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うしおととらって?

うしおととらは、藤田和日郎による日本のマンガです。週刊少年漫画雑誌『週刊少年サンデー』(小学館)にて1990年から1996年にかけて連載されました。単行本は少年サンデーコミックスより全33巻+外伝1巻の計34冊が発行されています。

20年以上前の作品ですが、コミックス発行部数は2500万部を超え、2015年にアニメ化もされています。そのほかにもパチスロなどでも使われており、長く愛されていることが分かりますね。

あらすじ

主人公の少年「蒼月潮(通称:うしお)」が妖怪「とら」と共に、伝説の妖怪退治の槍「獣の槍」を武器に最強の大妖怪「白面の者」と戦う姿を描く。「うしお」と「とら」の出会い、「獣の槍」と「白面の者」との戦いは偶然のようであったが、物語が進むにつれて、それぞれの深い関わり、長きに渡る宿命が明らかになっていく。人間と妖怪を超えた絆を主軸に、多くの登場人物達のエピソードが描かれ、それらが終盤に向けて一つに収束していきながら、物語は最終決戦に至る。

そう、このマンガは多くの糸が一つの点に向かって収束していくストーリーのうまさが際立つ作品です。「漫画史上最もきれいな終わり方」と称されることもあるくらい、それぞれの伏線を回収します。

魅力① 巧みなストーリー設計

なんといってもストーリーの設計が見事な作品です。基本的にマンガってこの戦いいらなかったよねという場面があると思います。特に長く続く作品ほど重要ではない描写も多いです。

ですが、うしおととらは一味違います。様々な妖怪との戦いがあり、これいるのかな?と思う戦いがあるのも事実。しかし、最終的に全てが最終決戦に収束するという点で何一つ欠かすことのできない重要な戦いなんです。

そもそもこの作品のラスボスは「白面の者」と呼ばれる妖怪であることはかなり序盤から明かされています。この妖怪を倒すためだけに30巻以上かけて必要なピースを集めるという気の遠くなるような作業をやってのけたところにこの作品のすごさがあります。

魅力② かっこいいバトル描写

このマンガ、バトル描写が分かりやすくてかっこいいです。うしおは獣の槍を手にすると髪が伸びて目つきが変わるのですが、そのオンオフのギャップもすごくかっこいい。

ドラゴンボール、スラムダンク、など名作マンガは画力が高く、何が行われているのかわかりやすいですが、うしおととらも上記の作品に負けず劣らずのキャラクターの動き、迫力のあるバトルを展開します。

妖怪物というテーマでありながら多くの支持を受けるのは根底に胸を躍らせる熱いバトルがある証拠です。

魅力③ うしおととらの絆

タイトルの通り、このマンガはうしおととらの二人がメインで展開していきます。

人間と妖怪という相容れない生き物である二人は衝突を繰り返します。お世辞にも仲がいいとは言えない二人が次第に信頼しあう姿は絆をこれ以上なく感じます。

本当に信頼できる仲間は相性が悪くても、どんなにいがみ合っててもどこかでつながっている。そんな深い絆を感じさせてくれる、うしおととらのコンビは日本のマンガ史に残る名コンビといっていいでしょう。

仲間たちの絆こそ少年マンガの醍醐味ですからね。

魅力④ 魅せ方のうまさ

マンガの表現技法は年々進化してきました。

うしおととらは20年以上前の作品ですが、古臭さを感じないコマ割りのうまさ、魅せ方のうまさが際立つ作品です。

妖怪の恐ろしさ、獣の槍の恐ろしさなどを絵で表現するところに文字では伝わらない、マンガ独自のインパクトがあります。

また、ラスボスである「白面の者」はめちゃくちゃに巨大な存在です。シンプルに体がでかい。そんな存在を表現するのは容易ではありません。ですが、この作品はその巨大さや禍々しさを見事に表現しています。うしおが封印されている白面の者に対面するシーンではその迫力が嫌というほど伝わります。

アニメもいいけど、やっぱりマンガは外せない

うしおととらはアニメ化もされており、しかも比較的最近の出来事なので、アニメのクオリティは正直言って高いです。ちなみにアマプラだと無料視聴できないので、U-NEXTのトライアル期間などを使っての視聴をおすすめします。

ですが、どうしても尺が足りない。

ですから、アニメから入るのももちろんいいのですが、マンガは必ず読んでいただきたいです。

この作品は単行本だけではなく、文庫完全版と様々な形で販売されているので、自分に合ったものを探してみることをおすすめします。

正直、完全版を買って損はしない作品です。

最後に

今回は名作マンガ「うしおととら」を紹介しました。

過去の作品にも十分面白い要素が詰まっていて、読みごたえがあります。

逆に最近の作品は一ひねり加えたものやダークファンタジーが人気を集めるので、名作マンガの王道展開はガツンと胸を熱くするものがあります。

読んで損しない作品ですし、上の世代の人との会話のきっかけにもできると思うので、ぜひ読んでみてください!

それでは今日はこのへんで。

ほなさいなら~