どうもこんにちは。あなたの親愛なる隣人ランチョーです。

いや、今回は「めいど!」と挨拶したほうがいいでしょうか。

これは今回紹介するマンガ「それでも町は廻っている」で登場する挨拶です。

この記事はこんな方におすすめ!

  • 面白いマンガを探している方
  • ミステリー好きの方
  • 日常系マンガが好きな方
  • コメディが好きな方

まどマギや物語シリーズで有名なシャフトでアニメ化もされた不思議な世界観が魅力の日常系マンガ「それでも町は廻っている」通称「それ町」は実に様々な伏線や楽しい要素が詰まっている非常によくできた作品なんです。

人気はありますが残念ながら作品の知名度はあまり高くありません。ですが内容は万人受けする非常に面白い作品なので、どんな人にもおすすめできますよ。

それではさっそく紹介していきます!

それ町って?

以下それ町の基本情報を紹介します。

作者 石黒正数
出版社 少年画報社
掲載誌 ヤングキングアワーズ
連載時期 2005年- 2016年
単行本巻数 全16巻

アニメーション制作 シャフト
製作 それ町製作委員会、TBSテレビ
アニメ放送期間 2010年10月 – 12月
話数 全12話

あらすじ

丸子商店街にある名ばかりのメイド喫茶「シーサイド」でバイトする主人公、嵐山歩鳥と商店街の仲間たちが巻き起こす珍騒動を描いたコメディ。コメディ回だけではなく謎解き回もあり、思わぬところでつながる伏線もこの作品の醍醐味。

それ町はすでに完結したマンガになります。作者は「天国大魔境」で「このマンガがすごい!」を受賞した石黒正数先生。彼の生み出すマンガは独特の世界観と緻密に計算された物語の展開が魅力です。

それ町の魅力① 計算されつくした物語展開

それ町のすごいところは物語の展開、構成が考えつくされているところです。

このマンガは主人公嵐山歩鳥の高校生活3年間を描いた作品です。通常のマンガであれば、1年生から3年生まで順番に描くものですが、この作品は時系列がバラバラです。

ある時は1年生だったり、ある時は2年生だったりします。正直言って、初見では時系列が理解できないところがあるかと思います。

ですが、公式ガイドブック「廻覧板」にすべての時系列や物語の解説が載っているため、これを読むことで完全に理解ができます。ある意味「廻覧板」は必需品です。

バラバラの時系列の中に様々なキャラクターのストーリーが散りばめられています。それぞれのストーリーを追うためにあっちへ行ったりこっちへ行ったりと話の間を行ったり来たり。

町はぐるぐる廻っていきます。そして、読者もそんな迷路みたいな町を一緒に廻ることができるんです。

普通のマンガにはない、様々な読み方、楽しみ方ができるのがこの作品最大の特徴といえます。

それ町の魅力② 個性的なキャラクターたちの面白さ

登場するキャラクターたちがみんな個性的です。まず、メイド喫茶をいきなり始めるおばあちゃんがいるんですが、その時点でめちゃくちゃですよね。でも、どこか愛着の湧く懐かしいキャラクターたち。

個性的ながらも愛しい登場人物たちが織り成す人間模様は時に面白く、時に感動的です。

どこかにこんな商店街があるといいな、こんな出来事があったらいいなと思わせてくれるキャラクターたちとコメディの面白さが、読む手を止めさせてくれません。

笑える要素もたくさんありますよ。

それ町の魅力③ 謎解き要素

作者の他の作品を見てもわかると思いますが、石黒先生は生粋のミステリー好きです。

だから思わぬところで張られていた伏線が繋がっていき、大きな謎が解明されることがあります。

マンガという舞台を活かした謎解きは他に類を見ない巧みなストーリー設計です。

謎解きがしっかり謎解きしているので、コメディ好きだけではなくミステリー好きでも満足できる作品です。

ここにこの作品がどんな人にもおすすめできる秘密があるんです。ほんわかした日常回と笑えるギャグ回、感動できる話があったと思えば、緊迫感のある謎解きもある。町を廻っていくほどに様々な魅力を見つけることができるのでどんな人にもおすすめできる作品なんです。

最後に

今回はそれ町を紹介しました。

面白いマンガというと激しいアクションやえげつない描写や展開が多い作品が挙げられることがもっぱらですが、それ町は他のマンガにはない楽しみ方、楽しさが詰まった唯一無二の作品です。

何度も読み返したくなる、間違いなく面白い作品なのでぜひ一読を!

また、アニメも各種配信サイトで配信されているので、チェックしてみてくださいね。

それでは今日はこのへんで。

ほなさいなら~